院長のひとりごと

2019.9.1

8秒ルール

先日、大きい荷物を持っていて満員電車に乗るのは迷惑がかかると思いグリーン車にのってみました。
グリーン車もけっこう一杯で1つだけ席が空いていておかしいと思い近寄ってみると、一人の若者が荷物(リュックサック程度)をおいてあります。
「ここいいですか?」と声をかけるとこちらをにらんでいます。
あ~こういうことかと思い少し若者とにらめっこ。

「どかせ、このヤロー」と叫びたかったのですが、亡くなった母の遺言で「負けるが勝ち、8秒待って家族のことを考えなさい」という言葉があったので、もう一度笑顔で「ここいいですか?」と言ってどけてもらい座ることができました。

もうぼくも50才。いつまでも高校、大学ではありません。亡き母には良い教育をしてもらいました。この自分がスタッフや子供に、このような人間にならないようしっかり教育していこうと思います。
その若者へ。「いい親になれよ!!」

院長

2019.8.2

労働時間

来年4月から我々動物病院の現場でも、労働時間が厳しくなります。つまり残業時間のことです。

我々医療現場では、はっきり言って、かなり難しい注文で、自分がもし入院をして検査をしている最中に、「私、帰ります」ってされたらどうでしょう。それでは余裕をもって勤務シフトを組むにしても、今は人材不足。じゃ~どうなるか?

診療時間が短くなり、僕がやっとこ築いてきた夜10時までの夜間診療も難しくなり、夜間料金が増して、人材の確保をしなければならなくなります。

無駄な従業員の囲い込みはよくないし、異常な残業はよくないですが、1ヶ月○時間までとか、政治家が決めることではないし、僕の病院に1ヶ月見に来て、えらい人は考えてもらいたいです!!

院長

2019.7.1

法律

毎日、雨が降りジメジメしています。イヤな時期です・・・
先日、国会で2つの法案が通過し、実施される見込みです。

1.犬、猫のマイクロチップ
迷子になった時、有効です。ただ僕のようにMRIを使って神経の外科をする人は少しジャマになることも・・・

2.看護師さんの国家資格化
これは非常に大きなことです。すぐは難しいですが、かなりひとつの職として認識され、有能な人材がプライドをもって仕事しそうです。
結婚して子供を産んでも働く人も多くなりそうです。一生の仕事として日本に根付いてもらいたいです。

動物病院は、これから二極化され、認めてもらうためには、良い人材が必要で、院長が全てなんでもやる時代もおそらく終わり、総合力のある病院が生き残る時代になって行きそうです。

院長

2019.6.1

結婚と出産

今月は、2人のスタッフが出産のため休職、1人のスタッフが結婚します。どちらも人生の大仕事です。

ぼくは、結婚と開業が同時期で、すぐ長男が生まれて、喜びを味合うことはほぼなかったので、もう一度若くなってやり直せたら、ゆっくり子育てしてみたいと思います。

長男が生まれた時、出産したかみさんのために用意された、おいしいコース料理を、ぼくのためとかん違いして食べてしまい、かみさんと病院看護師さんに白い目でみられたのを今でも思い出します。

色々な人生計画があって、ぼくが何を言うこともありませんが、人に迷惑をかけず、人から愛されるお子さん、夫婦になってもらいたいです。

院長

2019.5.3

ハナミズキ

1996年の5月8日に本院は開業しました。
当時、インターンだった僕の給料は12~13万円。
オヤジの保証人の力を借りて、この本院ができました。
ですので、オヤジが生きている間はこの本院を建て替えできない(心のもんだい)ので、現在、診療棟と手術棟が分かれているのはそのためです。

母は、その開業の時に今でも駐車場にあるハナミズキを植えてくれました。
体が弱かった母は、おそらく何かあったら形見と思ってネと言っていたのを思い出します。
ところが、ここ数年、花の数がめっきり減ってしまい、植木屋さんと相談中です。
そう言えば、最近、墓参りも行けていないと思いながら。

先日、オヤジに「そろそろ、僕に気をプレゼントしてくれ」と言ったら「まだ死なない」と言われました。

院長