心臓エコー検査専門外来

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診察予約に関して

心臓エコー検査については、予約制となりますので
まずはお電話でお問い合わせください。

心臓エコー検査専門外来担当医

菊池正裕(クッキーペットクリニック院長)

私は学生の頃より内科学研究室に所属して、日常的に超音波画像診断装置(以下エコー)を用いた循環器の研究や、心臓および腹部臓器のエコー検査に係わってきました。
以来25年、現在は武蔵国どうぶつ医療センターとクッキーペットクリニックの循環器を中心とした検査症例を数多く担当しています。
昨今増加が続く犬の心臓弁膜症や猫の心筋症の診断治療、エコーを用いた腹部臓器の評価などで、もしお困りの事がありましたら些細な事でも当院までご相談ください。
セカンドオピニオンも歓迎しております。地域の皆様に少しでもお役に立てればと思っておりますので、どうぞお気軽にお声掛けください。

症例①犬の肺高血圧症の一例

チワワ、15才、オス。2ヶ月前から失神、四肢の脱力を繰り返すため、ホームドクターから当院を紹介。
右心拡大、心室中隔の扁平化、三尖弁逆流4.0m/sを確認。肺高血圧症と診断した。
肺血管拡張薬を含む投薬治療を開始して14日後には症状は改善し、2ヶ月後には三尖弁逆流速度の低下を確認した。
現在約1年が経過したが、良好に維持している。

レントゲンにて、肺後葉の不透過性を認めた。

右室拡大、心室中隔の扁平化。

三尖弁逆流。

三尖弁逆流速度は4.0m/sであった。

14病日のX線。肺野は正常化した。

2ヶ月後に三尖弁逆流速度は3.5m/sに低下した。